子育て、幼児教育の基本

(2021.07.01)

今年の梅雨入りは早くなるとの予想に反し、30度を超える真夏日が続いた。早速、プールを組み立てて水遊び。年少のK子ちゃんが、ビキニ姿でやって来た。「オツ、セクシー」と言うと、「セクシーじゃない、かわいいでしょ!」「そりゃ、かわいいよ。でも、そのポッコリお腹とデベソがセクシー」と言うと、デベソをのぞき込んでいた。子どもにまずいこと言ったかなと、かわいい様子を見ていると、背後から、ペットボトルの水鉄砲で一斉攻撃を受け、ビショ濡れに。直ちにホースとバケツで反撃。砂場でも、園庭でも、砂まみれ、泥まみれで、ダム作り、裸の鬼ごっこ、山ではカブト、クワガタ、カタツムリ取り・・・みんなそれぞれ自由で楽しそう。お迎えのお母さんが私を見て「真っ黒ですね。もう真夏ですね。ご苦労様です。ありがとうございます。」と言った。楽しく遊んでいるだけなので、なんだか照れくさく、変な気分になった。

子どもは、自主的・主体的な「遊び(生活)」の中で成長していく。しかし、最近少し心配なことがある。1つはまた、おかしな大脳教育、エセ英才教育、「こうすると頭の良い子に育つ」と言ったハウツー教育書が、頭を出し始めたこと。もう1つは食が細く、体が育ってない子が、目立っていること。子どもの心と体と脳を育てるのは「遊び」。ハウツーものでは育たない。

充実した遊び(学習)をするためには子ども達の「健康的な生活」を守ること。まず第一に「早寝・早起き・朝ごはん」。朝ごはんをしっかり食べさせる。早寝しないと、早起きできない。早起きしないと、朝ごはんが食べられず、登園が遅れ、遊び込む時には、いないことになる。第二に「食う・寝る・遊ぶ」。良く食べ、よく眠り、良く遊んで、大きくなる。食べないと、よく眠らないと、遊ばないと、脳も心も体も育たず、大きくなれない。もう一つ、何でも自分でやらせる。失敗しても叱咤しない。徹底的に支援する。何事にも意欲的に挑戦する子に育てる。おまけにあと二つ、家でも徐々にオムツを取る。良い絵本を毎日読み聞かせする。

自主的・主体的な遊び(生活・仕事・学習)は意欲、忍耐力、協調性、想像力を育て、心と体を育てる。シリコンバレーの親達が、実践するテックフリー教育では、デジタル要素を排除し、自然な遊びの中で身につける学びを重視している。日本でも、オルタナテイブ教育が普及し、子どもの自主性を尊重し、体験を学びに昇化した教育が注目されている。子育て・幼児教育の基本は、何も変わっていない。

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