共育・協育・響育(こども園で・・)

(2023.5.01)

お気付きでしたでしょうか。入園式の時、先生方は初対面にも関わらず、名簿を見ずに、一人ひとり、全ての子の顔を見て、名前を呼んでいました。とてもできない事です。そして、初登園日は、大騒動です。最近は、良い生活習慣を身につけている子が多く、初めから活発に遊び、泣く子は少ないのですが、上履きと外靴の区別ができず、上履きのまま外に飛び出し、泥んこのまま部屋に戻ります。まだオムツが取れない子もいます。一人を拭いていると、さらに一人と、息つく間もありません。でも、先生方は怒ったり叱ったりせず、いつもにこやかに「この次は、出そうになったら教えてね。一緒にトイレに行って、オシッコしようね。」と優しく教えます。それでも、何度も失敗します。失敗しても忍耐強く教えます。靴を自分で履けない子も目立ちます。自分でできるように、履き方を教えます。給食が始まると、さらに大変です。あっちでゴハンをひっくり返した、スープをこぼしたと、始末をしていると、こっちではオシッコをもらしたと、大騒ぎです。その間に、全ての連絡帳に目を通します。自分の食事をする時間は、殆ど取れません。どうしても早食いになってしまいます。私は、見かねて、必ず3歳児の部屋に応援に行っています。自分で食べられない子もいます。明らかに食事の仕方を教えられていません。ハシを持たずにワシズカミで、食べ散らかしてしまいます。

本園では、子ども達が健康に発達するように、何でも自分でできるようにやらせています。オムツも早目に取ってもらいます。靴も自分で履けるようにします。食事の仕方も、ハシの持ち方も、やらせなければ、できるようになりません。

「子ども達の最良の教師は、自らの手である。」モンテッソーリ

「子ども達は良い環境の中で、なすことにより学ぶ。」デューイ

「人をデクの坊(何もできない人間)にする一番の方法は、何もやらせず、全てやってやることだ」と、今川氏が人質の徳川家康の育て方を指示した、と言う話があります。(しかし、お付きの家臣はそうはさせなかった。)

手先を使わないと、トイレット・トレーニングをしないと、脳の発達も遅れてしまいます。「ご家庭でも、紙オムツを取って下さい、一緒にやりましょう」とお願いしたら、「うるさい!」と激怒して、教育委員会に訴えた親もいました。それでも先生方は、嫌な顔一つせず、涙も見せず、頑張ります。それは、子どもが大きく成長した時の感動と喜びに、嬉し涙を流すことができるからです。
ご一緒に子ども達を育てましょう。
ご一緒に子育てを楽しみましょう。
ご一緒に成長の喜びをかみしめましょう。