「脳はアナログを求め子どもは実体験で育つ」

(2023.12.1)

今年も残り一ケ月になってしまった。アット言う間に一年が終わる。年をとると、時の流れが早く感じられるというが、そればかりではないだろう。コスパだの、タイパだのと、効率ばかりを追い求め、心の余裕をなくしている。便利を追い求め、不便になってはいないか。何でもスマホで手続きするようになり、操作に時間のかかる年寄りは、振り回され、困惑するばかりである。「便利」って何なのか。一家に一台の電話が、一人に一台のスマホになり、通信費は数倍の高額になり、家計を圧迫する。一方で、大手通信、デジタル関連会社ばかりが大儲けしている。新機種が出て、機能が増え続け、高額になる。そして、買い替えを迫られる。家電や車、全てが修理し使い続けることを断られる。そんなに新しくしなければならないのか、急がなければならないのだろうか。

最近、やたらにデジタル関連の教室を導入しないかという勧誘の電話がある。ロボットを操作する技術を教えるとか、を使えるように指導するとかいAIうものである。良く理解できないが、幼児期からそんなことをするより、自然の中で、自由に遊ぶことが大切である。

幼児期ほど、じっくり、ゆっくり育てたいものだ。子ども達と生活していると、遊びを通して、沢山の事を学んでいることを実感する。決して、スマホでは得られない体験をすることで、大きく成長している。急いではいけないのだと思う。

様々な研究で体験活動と社会性などとの関連が、指摘されている。体験を十分に積むことが成長に欠かせない。自然体験は、自己肯定感や社会性などと、文化的体験では、これらに加え、興味、関心や思いやりなどとともに、正の関連があることがわかっている。が活躍する社会での人AI間の強みは、感性や気づく力が、を使いこなすためにAIは、環境に目を向け、自分で考え、自分で行動し、その結果に責任を持つ体験をすることが大切。日常生活の中でも、あらゆる場で体験することはできる。家庭のお手伝いでも、役割を果すことで責任感が育つ。褒められたり、叱られたりして生まれる感性や、気づきが大切である。親子でスポーツをしたり、遊びを通して、認められることで自己肯定感を育む。